# ほしいものリスト返礼記事(ゲーム編)

誕生日。それはこの一年も死なずに頑張ったことを褒められてもいい日。

前回、そんなことを言いながら干し芋こじきの話をしましたが、なんともありがたいことに他にも色々と送ってくださる方々がいらっしゃったのです。もうありがたくてありがたくてたまりませんね。

今回はその中でもいただいたゲームソフトを掲載させていただきたいと思います。ゲームソフトについてはある程度お気持ちの返し方がわかりやすくて、きちんとプレイして、感想を伝えればよいのです。いや本でもDVDでもなんでも一緒だと思いますが。とにかく頂いた以上はきっちりプレイしますとも。頂いたソフトが既プレイでも未プレイでも、その感想を送っていただいた本人に伝えることはきっと双方がハッピーになれるのだと信じています(これ、貰った側が言うと乞食行為を正当化したいだけの詭弁に聞こえるんじゃないか? という一抹の不安がある)。

現在はどのゲームもまだ触れられていないので、まずは頂いたゲームの初見の所感について触れていきます。CERO順(背の順の発音で)で行きます

# ペーパーマリオ オリガミキング

今年発売されたペーパーマリオシリーズの新作。この作品の源流(?)にあたる「マリオストーリー」は僕がNINTENDO64ではじめてプレイしたソフトであり、その世界で描かれる独特でポップなマリオ像は今も強烈な印象を僕に残している。ニンテンドーゲームキューブにハードを移した2作目「ペーパーマリオRPG」まで続けてシリーズ作品を遊んでいたが、その後はゲームハードの問題であったりソフトそのものの評判であったりでシリーズ作品に触れる機会がなく、およそ十数年ぶりのシリーズとの再開となる。

僕の記憶に強く残っている頃のシリーズ作品と違い、現在ではこの作品も含めてターン制JRPG式バトルを採用していない(もっとも、アクションコマンドの存在や異常にデフレしたパラメータなど、元々異色感はあったが……)らしく、ゲーム性はかなり違ったものになっているそう。そんな中でSNSに散らばる評判を眺めてみれば、主に倫理観に関するプレイヤーの叫びがボロボロ出てくるではないか。開発会社を同じくする「ファイアーエムブレム風花雪月」でも見た流れである。肝心のゲーム性についても独自のパズル感覚を取り入れたバトルの評価も高そうなので楽しみというものである。分かっていたが何を書いてもエアプ感想にしかならん。まだやってないので……。

なんにせよしっかりやらせていただきます、ありがとうございます。

# 逆転検事2 コレクターズ・パッケージ

急にハードが3世代ぐらい巻き戻った。何年前のゲームだよと思っても実はこれ2011年発売なのでまだ10年経ってないからセーフ!

僕が逆転裁判シリーズにはじめて触れたのはiモードアプリ版逆転裁判1であった。ガラケーの狭い画面と特有の扱いづらいインターフェースでもアドベンチャーゲームとの相性は基本悪くなく、もちろん逆転裁判シリーズも、むしろ使うボタンの位置と画面配置的にGBA版より操作しやすかったではないかと今は思う。その時は3話(逆転のトノサマン)で詰みを起こし、しばらく触れることは無かったのだが2013年の逆転裁判5の発売を機に再びシリーズを追い始めることになる。当時まだ3DS移植版が発売されておらず微妙に入手が難しかった(中古ショップに行けば山ほど在庫があることを知ったのはのちの話である)4を人づてにいただき、5の次に4をプレイ。そのあと1-2-3をプレイし、2016年に現時点でナンバリングタイトル最新作となる逆転裁判6までシリーズを完走することとなった。

このシリーズの好きなところは後述するとして、嫌いなところはゲームの性質上何を語ってもネタバレになるから下手なことなんも言えないところである。

好きなところはもちろん、タイトルにあるように「逆転」である。証言の矛盾を逆転、事件全体の推理の流れを逆転、各タイトルそれぞれのメインエピソード間での逆転、シリーズ通したテーマの逆転。このゲームは、はじまりから終わりまで、小さなことも大きなことも全てが逆転で出来ている。「異議あり!」のシステムボイスと共に指を突きつける快感、長い間囚われていた思い込みがひっくり返る驚き、ゲーム全体のストーリー中で、積み上げられた伏線が一斉に明かされ、真相が明らかになる爽快感。このミステリーの醍醐味を詰め込んだような中毒性は、初プレイ時点でそれなりに自意識が発達していたはずの僕にまで強いあこがれを与え、今なお爪痕を残している。僕と会話したときに感じる「論破」したそう感は半分はこのシリーズのせいだったりする(残り半分は生来のマウント癖)。

ともあれ、「最高」としか言えないシリーズなので、せっかくなのでこれを目にした人もとりあえず逆転裁判の1,2,3から遊んでくれると嬉しいです。3DSでもSwitchでもPS4でもSteamでも遊べるぞ!

# 十三機兵防衛圏

アトラス×ヴァニラウェアのタッグが2019年に世に送り出したアドベンチャーゲーム、らしい。なんとまだ発売から1年が経っていないのだ。欲しい物リストに入れておいて伝聞形とはどういうことだ、と思われるかもしれないが、僕は本当に何も知らない。知っているのは、過去にこのタッグにより生み出された「オーディンスフィア」をプレイし、そのゲーム性と世界観、シナリオに魅了されたということしかない。去年のこの時期に「やけにオーディンスフィアみたいな画風のスクショがSNSに流れてくるなあ」などとのんきに思っていたらみんなしてこのゲームを褒め称えていたのである。完全な思い込みだが、オーディンスフィア自体が10年以上前のゲーム(リメイク除)であること、漢字のみで構成された質実なタイトルがなんとなくレトロな雰囲気を醸し出していたことから、謎の懐古ブームだと信じて疑わなかった僕はこのゲームのビッグウェーブに無事乗りそこねたのであった。

しかしそんな悲劇から1年、こうして僕にこのゲームをプレイする機会を与えてくれた方がいる、というこの嬉しすぎる事実に涙を禁じえない。幸いなことにネタバレどころかゲームの基本情報すら頭に入っていない状態なのでもうこのまま前情報を何も入れること無くゲームに入りたいと思う。マジでゲームの中身について一切触れなかったが、その分新鮮な感想が出てくることを期待したい。何より僕自身が自らにまだそんな感性が残っているということを信じたい。対戦よろしくお願いします。

# ひぐらしのなく頃に奉

だいたい第一次涼宮ハルヒの憂鬱ブームのころにインターネットに触れ始めた僕だが、当時この「ひぐらし」はその頃の僕の年代のインターネットユーザにとって一端の勲章かのように扱われていたように思う。組曲ニコニコ動画にもアニメ版の主題歌が取り入れられていたりして、葉鍵とか、型月とか、そのへんのクラスタで一大派閥を持っていて、知名度としては大したもんだったと思う。

……が、僕はこの作品について何も知らない。欲しい物リストに入れたぐらいだからゲームはやったことないし、結局アニメも見てないし、メディアミックス作品も触れたことがないので、時折インターネットで漏れ聞く富竹とか雛見沢症候群とかそういったワード単位でしか物を知らない。メインの女の子たちの名前でさえパッケージに写っている竜宮レナ以外何もわからない(実はこれ竜宮レナではない別の存在とかいうトリックがあったらもう分からん……)。Fate/Staynightですらアーチャーの正体についてネタバレを知っていたというのに、それ以上に知識がない。

以前、「令和のこの時代にスーパーマリオ64をやったことがないんですか!?」などというフレーズを口にしたことがあるが、ちょうど今になって僕にブーメランが飛んできたということである。もちろん続編のうみねこだったりについてはそれ以上に何も知らない。2020年にもなってひぐらしを初めてプレイした人間の感想が出てくる、それはきっと平和の表れなんだということにしてほしい。

# おわり

いや積みゲーすっごい増えた……。絶対消化しきるのでよろしくお願いします。その際は個別にまた記事を書きたいと思います。

ちなみに、前回紹介したHDMI分配器について、HDMIケーブルが追加で必要になる事実を完全に忘れていたのと、PS4の電力周りの問題?で映像の乱れが確認できたので悲しいことに環境構築からやり直しです。


tweet